家具のお手入れについて
仕上の塗装方法
「あすの森づくりの家具」では、完成品の家具の仕上げに自然素材を原料としたオイルを使い仕上げ塗装しています。
植物性油脂を主原料とした塗料でお子さまが舐めても安心なオイルです。
安全で無臭の無垢木材用のオイルとして、シックハウス対策を考慮される方にもよく使用されている自然油脂です。
また、キット商品にはご自身でお好きな仕上げ加工ができるように無垢木材のままの仕上げとしています。
※色付き塗装の商品には木の質感を活かした環境配慮型のオイルステインを塗装の上表面をニス仕上しています。
メンテナンス方法
日常のメンテナンスの留意点は、濡れた場合はなるべく早く乾いた布でふき取ってください。
濡れたままにしておくとシミになってしまいます。
日常のお手入れは乾いた布で表面を拭き上げていただく方法をおすすめします。
表面の汚れ
軽い汚れが付いた場合は、硬く絞った布でふき取ってその後乾燥した布で拭き表面を十分乾かしてください。
濃い汚れの場合は細め(#400番程度)のサンドペーパーで表面をこすって、汚れた部分を薄く削って落としてください。
削った後の表面がざらざらして気になるときはさらに粒度の細かいサンドペーパーで擦って仕上げるとすべすべになります。
オイル塗装メンテナンス
オイル塗装済の家具は、出来れば半年に1度程度家具の表面に薄く家具用の油脂オイルを塗ってあげてください。木材の割れなどを防止してくれます。
特にストーブの熱風などが直接当たる場所などで使われている場合は3か月程度などすこし短めに塗布できれば安心です。
小さなスツールなどの場合は使用している木材の表面積が小さいのでそこまで神経質になる必要な無いと思われます。
天板など板部分に割れなどが発生していないかを見ていただき、うっすらひび割れなどが見られる場合はオイルを塗ってあげてください。
天然の無垢材素材のため、ご使用の環境によっては多少の反りやひび割れが出ることがあります。オイルを塗ってメンテナンスすることでこれを防止することと表面の汚れも拭えます。
家具用のオイルは金額が高い油脂が多いですが、ご自宅でもっと簡単にオイルメンテナンスする方法があります。
調理用に販売している植物性油脂の中で乾燥しやすい油脂がありますのでそのようなオイルを使っていただくことも可能です。
※色付き塗装の商品の場合は日常の水拭き+カラ挽きで十分です。
<〇 利用可能なオイル> 亜麻仁油、荏胡麻油(1週間程度たてば乾燥します)
<× 使用できないオイル> オリーブオイル、つばき油、落花生油、ひまし油 など(表面のベタベタが乾きません)
オイル塗布の手順は、
1.塗布する布は布巾など薄い布を重ねて少量を布につけて家具の表面に薄く塗り伸ばしてください。パイル地のタオルなど毛足の長い布は使用なさらないでください。
2.塗り方は木目の方向に沿って塗り残しがないように薄く塗り広げてください。塗装中は風などが当たり乾燥しないようにしてください。後でふき取る前に部分的に固まるとムラの原因となります。
3.全面に塗れたら布のオイルの付いていない部分で家具表面に残ったオイルをふき取ってください。しみ込んだオイルだけとなります。
4.最後に完全に乾いた布でもう一度表面を拭き上げてください。表面のオイルが残っていると乾燥が進まずいつまでもベタベタした感じとなってしまいます。
5.以上の手順が終了したら一晩程度涼しい場所においてください。オイルが乾燥してない場合は1週間経てば乾燥します。
オイル塗装を重ねると木材の色にも変化が出て、使い込んで自分だけの家具の色となりさらに愛着が持てるようになります。
表面がへこんでしまった場合
凹んだ場合は濡れタオルをその場所に当てて高温のアイロンで押さえつけてください。
少しのへこみは高温の蒸気で元に戻ります。(鋭角な深い傷は完全には戻らないですが、、)
オイル仕上無垢材の家具のよいポイントは、木の表面が呼吸できるため蒸気で膨らますことが出来ることです。
高温のアイロンには十分ご注意なさってください。
※ステインカラーとニスによる色塗装済みの家具はアイロンによる凹み補修は出来ません。へこんだ傷も家具をお使いいただいた歴史として寄り添ってあげていただければと思います。